6人のジャニーズWESTに会いに行った話
平成31年1月8日火曜日。
新年を迎えてから10日足らず。
私は携帯を手にしたまま、どうしようもない感情を涙に変えていました。
>メンバーの濵田崇裕に発熱の症状があったため、病院で検査を行いましたところ、インフルエンザであることが判明いたしました。
(中略)
1月8日(火)、1月9日(水)の愛知公演への出演を、やむを得ず見合わせることになりました。
はい??????なんですと?????
すぐに数名の友人から連絡が来ました。
「大丈夫?」って聞かれたけれど、大丈夫なわけないんですよね。
人生において推しがいないコンサートに入る経験をするとは思ってもいませんでした。
私はコンサートに入ると基本的に推ししか見えなくなる人間です。
「見ない」んじゃなくて「見えない」んです。
私にとって濵田くんはそれぐらい大きい存在なんです。
というかジャニーズのファンなら誰しもそういう経験があるのではないでしょうか?
WESTV!名古屋公演は、私の大切な友人の誕生日でした。
ジャニーズWESTの7人にお祝いしてもらって、
本当は最高の一日になるはずだったのに…
「横でずっと泣いていたらごめん。せっかくの誕生日なのにごめん。」
と連絡を入れました。
正直今回行ったメンバーじゃなければ行くのを断っていたかもしれません。
寝て起きたら当たり前のように朝がやってきて、1月9日になりました。
行きのバスや新幹線の中でも
「自担がいないコンサートに行く意味ってあるのかな?」
「私は6人のジャニーズWESTの姿を見て楽しめるのかな?」
とずっと考えていました。
もちろん脱退や引退ではないので、今回この2日間だけの話です。
そんな大げさな!と思われるかもしれませんが、数月前から楽しみにしてきた
この数時間が思う形でなかったことで悶々としていました。
移動の都合上、最寄り駅についたのはちょうど開場時間でした。
友人に「売り切れだけは困るから。」といって先に買っておいてもらった
濵田くんのうちわとペンライトを受け取り、会場へ。
(本当に売り切れたから先買っていて貰って本当に良かった…)
こういう時に限って神様っていじわるですよね。
座席を知ってから「この席で濵田くんがいたら…」って。
一度は「全体を見るぞ!」と切り替えたはずなのに、またまた無限ループ。
そんなこんなで開演5分前とか。
(いつも思うけど合唱ってめっちゃ楽しいよね。)
開演。
前振りの映像見ちゃうとやっぱり7人で出てくる気しかしなかった。
それでも、やっぱり6人でした。
私の当初の予想ではここで泣いていました。
6人のジャニーズWESTを見ることに耐えられなくて。
終始泣きっぱなしだろうと…
でも大きく予想は外れました。
私が最初に泣いたのは「間違っちゃいない」の時です。
私は「間違っちゃいない」の濵田くんが歌う「夢を信じることも」というところが
すごくすごく好きで。
この曲が始まってからずっと濵田くんのうちわをぎゅう~ってしてたのですが、
この歌詞に差し掛かった時初めて涙が堪えきれなくなりました。
でもこれは私が濵田くんのことがそこまで好きじゃないとか、薄情だとか
そう行った話ではなくて。
私は「6人が濵田担に泣く''隙’’を与えなかった」という結果だと解釈しています。
登場した瞬間から会場の温度はぐっと上がり、一気にハイテンションな空気へと持って行ってくれました。
その瞬間純粋に楽しもうという気持ちが心の底から湧き上がってきました。
さらに、姿こそ無かったけれど、そこに、不自然にあいたその一つのスペースに、濵田くんは確かにいました。
私が見たことがあるはずもないYSSBのダンスを濵田くんは確かに踊っていました。
いやまぁ私が勝手にそう解釈してるだけだし
心のフィルターがかかってるだけなんですけど。
開演前や間違っちゃいないの時に、紫に染まる会場はとても綺麗でした。
6人は濵田担を置き去りにすることなく、積極的に濵田くんの話をしてくれたし、ファンにもそういう意識があったのは確かだと思います。
私が好きになったジャニーズWESTの姿がそこにはありました。
会場から出た私はいつも通りのハイテンションで、笑顔いっぱいでした。
もちろん寂しさはあったけれど、悲しさはありませんでした。
もちろんすべてのファンが私のように思うことができたわけでも無いし、
価値観の違いがあることで、グループの厚みが出ると思っています。
それでもこれだけ言わせてください。
とっても楽しかったです!
しげ、照人くん、淳太くん、神ちゃん、流星、のんちゃん
そして数えきれないジャス民のみんなありがとう。